PBA ジェイソン・ベルモンテとは?|世界を変えた2ハンドボウラーの凄さを徹底解説

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はじめに

ボウリング界で「歴史を変えた選手」と聞かれて、真っ先に名前が挙がる選手の一人が、オーストラリア出身のジェイソン・ベルモンテです。

「ベルモ」と呼ばれることも多い彼は、独特の**2ハンド投法(両手投げ)**を武器にPBAツアーで数々のタイトルを獲得。

現在では当たり前のように見かける2ハンドボウラーですが、そのスタイルを世界最高峰の舞台で成功させ、世界中に広めた存在こそジェイソン・ベルモンテです。

今回は、そんなジェイソン・ベルモンテの経歴や実績、投球スタイル、そしてなぜこれほどまでに強いのかを紹介します。

ジェイソン・ベルモンテのプロフィール

ジェイソン・ベルモンテは1983年7月29日、オーストラリアのニューサウスウェールズ州オレンジで生まれました。

幼い頃からボウリングに親しみ、わずか18か月の頃にはボールを投げていたというエピソードがあります。

ベルモンテの実家には「Orange Tenpin Bowl」というボウリング場があり、まさにボウリング場で育った選手と言っても過言ではありません。

本人の公式サイトによると、幼少期は体が小さく、通常の片手投げでボールを扱うことが難しかったことから、自然と2ハンド投法を使うようになったとされています。

現在では世界を代表する2ハンドボウラーですが、その原点は幼少期の環境にありました。

2ハンド投法を世界に広めた男

ジェイソン・ベルモンテを語るうえで絶対に外せないのが、やはり2ハンド投法です。

現在ではPBAをはじめ、世界中の大会で2ハンドボウラーを見かけるようになりました。

しかし、ベルモンテがPBAツアーで活躍し始めた2000年代後半には、2ハンド投法は現在ほど一般的ではありませんでした。

その中でベルモンテは、圧倒的なボールスピードと回転数、そして独特の身体の使い方を武器にトップ選手へと成長。

PBA公式も、2008年のベルモンテの登場が2ハンドボウリングの世界的な広がりに大きな影響を与えたと評価しています。

単に「両手で投げる選手」ではなく、2ハンド投法そのものの可能性を証明した選手なのです。

ベルモンテの最大の武器は圧倒的な回転数

ベルモンテの投球を見て、多くのボウラーが最初に驚くのがボールの回転です。

非常に高い回転数を生み出しながら、強烈なボールスピードも両立しています。

一般的な片手投げと比べて、2ハンド投法ではリリース時に両手を使ってボールへ大きなエネルギーを伝えられるため、高い回転数を生み出しやすいという特徴があります。

もちろん、2ハンドなら誰でもベルモンテのような回転が出るわけではありません。

重要なのは、

  • 下半身の使い方
  • タイミング
  • ボールスピード
  • 軸回転
  • リリース
  • バランス

など、すべての動作が高いレベルで連動していることです。

ベルモンテの凄さは、単純に「回転が多い」だけではありません。

高回転・高スピード・高い再現性を組み合わせていることが大きな強みです。

PBAでの実績が凄すぎる

ジェイソン・ベルモンテの実績を見れば、なぜ史上最高クラスのボウラーと評価されているのかが分かります。

PBA公式によると、ベルモンテは現在、

PBAツアー通算32タイトル

メジャー15勝

を記録しています。

特に驚異的なのがメジャー大会での勝利数です。

ベルモンテのメジャー15勝はPBA史上最多。

2位以下を大きく引き離す数字となっています。

4度のUSBC Masters優勝

ベルモンテはUSBC Mastersでも圧倒的な強さを発揮しています。

なんと、

USBC Mastersを4回制覇。

さらに2013年、2014年、2015年には史上唯一となる3連覇を達成しています。

同じ大会で3年連続優勝するだけでも非常に難しいことですが、それを世界最高峰の舞台で成し遂げました。

5大メジャーをすべて制覇した「スーパー・スラム」

ベルモンテのキャリアを語る上で、もう一つ重要なのがスーパー・スラムです。

スーパー・スラムとは、PBAの5大メジャーをすべて制覇すること。

ベルモンテは、

  • PBA Players Championship
  • USBC Masters
  • PBA Tournament of Champions
  • U.S. Open
  • PBA World Championship

この5つをすべて制覇しています。

2020年にU.S. Openを制覇したことで、5大メジャー完全制覇を達成。

PBA史上2人目となるスーパー・スラム達成者となりました。

これは、単に「強い」だけでは成し遂げられない偉業です。

異なるオイルコンディション、異なる大会形式、異なるプレッシャーに対応できる総合力が必要になります。

PBA Player of the Yearにも7回輝く

ベルモンテはPBA Player of the Yearにも7回選出されています。

受賞年は、

2012-13
2014
2015
2017
2019
2020
2022

です。

PBA公式によると、この7回という数字はウォルター・レイ・ウィリアムズ・ジュニアと並ぶ歴代最多です。

つまりベルモンテは、一発の大会で勝つだけの選手ではありません。

長いシーズンを通して結果を出し続けてきた選手なのです。

2023年には15個目のメジャータイトル

ベルモンテの凄さを象徴する大会の一つが、2023年のPBA Tournament of Championsです。

大会序盤では64人中58位という厳しいスタート。

それでもそこから巻き返し、最終的に優勝。

これによって自身15個目のメジャータイトルを獲得しました。

さらにTournament of Championsでは史上最多となる4勝目。

「もう全盛期を過ぎたのでは?」

そんな声が出る中でも、結果で自分の実力を証明した大会でした。

ベルモンテの凄さはメンタルにもある

ジェイソン・ベルモンテの強さを考えるとき、技術だけに注目してはいけません。

彼の大きな武器の一つがメンタルの強さです。

PBAのトップ選手になれば、毎大会が世界トップレベルの選手との戦いになります。

少しのミスで順位が大きく変わり、テレビ中継では一投のプレッシャーも非常に大きくなります。

そんな状況でも、自分の投球を信じて勝負できる。

2023年のTournament of Championsで見せた大逆転劇は、その精神力を象徴する出来事でした。

ボウリング界に与えた影響

ジェイソン・ベルモンテの最大の功績は、タイトル数だけではありません。

ボウリングの投げ方そのものを変えたこと。

これが非常に大きな功績だと思います。

以前は「ボウリングは片手で投げるもの」というイメージが強くありました。

しかしベルモンテが世界最高峰のPBAで結果を出し続けたことで、

「2ハンドでも世界のトップになれる」

ということを証明しました。

その結果、ジュニア世代を中心に2ハンドボウラーが世界中で増えていきました。

現在のPBAを見ると、多くの2ハンドボウラーが活躍しています。

その流れを作った中心人物の一人が、ジェイソン・ベルモンテです。

ベルモンテの投球から学べること

一般のボウラーがベルモンテの投球から学ぶべきなのは、単純に「2ハンドにすればいい」ということではありません。

むしろ重要なのは、

自分の身体を最大限に使ってボールへエネルギーを伝えること。

ベルモンテの投球では、

「助走」

「下半身」

「スイング」

「リリース」

「フォロースルー」

までが一つの動作としてつながっています。

ボウリングが上達したい人は、単純に回転数を増やすのではなく、身体全体を効率よく使うことを意識すると良いでしょう。

ジェイソン・ベルモンテは史上最高のボウラーなのか?

これはボウリングファンの間でも意見が分かれるところでしょう。

しかし、数字だけを見ると非常に強力な候補です。

PBA公式では、ベルモンテはメジャー15勝で歴代最多。

さらに7回のPlayer of the Year、4回のUSBC Masters制覇、5大メジャー完全制覇など、圧倒的な実績を残しています。

PBAも2025年に「過去25年間のPBA選手ランキング」でベルモンテを1位に選出しています。

まさに21世紀を代表するボウラーと言っていいでしょう。

まとめ

ジェイソン・ベルモンテは、単に「強いプロボウラー」ではありません。

ボウリングの歴史そのものに影響を与えた選手です。

2ハンド投法というスタイルを世界最高峰のPBAで確立し、メジャー15勝、PBA Player of the Year 7回、USBC Masters 4勝、そしてスーパー・スラム達成。

これだけの実績を残しながら、現在もトップレベルで戦い続けています。

ベルモンテが凄いのは、回転数だけでも、ボールスピードだけでもありません。

技術・身体能力・戦略・メンタル、そして勝負への執念。

それらすべてが高いレベルで組み合わさっているからこそ、長年にわたってPBAのトップに君臨しているのだと思います。

これからボウリングを始める人にとっても、上達を目指すボウラーにとっても、ジェイソン・ベルモンテの投球は非常に参考になる存在です。

「なぜベルモンテはこれほど強いのか?」

そういう視点で彼の投球を見ると、普段とは違ったボウリングの面白さが見えてくるはずです。

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