はじめに
ボウリングボール選びで、「ハッスルシリーズでは少し物足りない。でも、ハイエンドボールでは強すぎる……」と感じたことはありませんか?
そんなボウラーに注目してほしいのが、ROTO GRIP(ロトグリップ)から登場した**「ハイプド・アップ!(HYPED UP!)」**です。
ハイプドシリーズの流れを受け継ぎながら、コアを新設計。従来モデルよりも手前から転がりを作りやすく、フレアも出やすくなっています。
さらに「V-R1 ハイブリッドリアクティブ」を採用することで、ミディアムコンディションを中心に幅広く対応できるボールに仕上がっています。
ハイプド・アップ!のスペック
| 項目 | スペック |
| メーカー | ROTO GRIP(ロトグリップ) |
| ボール名 | HYPED UP!(ハイプド・アップ!) |
| カバーストック | V-R1 ハイブリッドリアクティブ |
| コア | ハイプドアップ・コア |
| コアタイプ | シンメトリー |
| RG | 2.500(15lbs) |
| ΔRG | 0.042(15lbs) |
| マスバイアス | N/A |
| フレアポテンシャル | Medium – High |
| 表面仕上げ | 4000 Abralon |
| 適正レーン | ミディアム |
| カラー | ブラック/ブラックパール |
| 重量 | 12~16lbs |
| 発売 | 2026年7月 |
※15ポンドのRG・ΔRGはメーカー公表値です。重量によって数値は異なります。
ハイプド・アップ!の特徴
新開発「ハイプドアップ・コア」
このボール最大のポイントが、新しく設計されたハイプドアップ・コアです。
従来のハイプド・コアから密度を調整することで、RGを低くし、さらにΔRGを高めています。
RGが低くなったことでボールはより早く回転を始めやすくなり、レーン中盤での安定した転がりにつながります。
一方、ΔRGが高くなったことでフレアポテンシャルも向上。
つまり、
「早めに転がる」+「しっかりフレアする」
という、扱いやすさと曲がりの強さを両立した設計になっています。
V-R1ハイブリッドリアクティブを採用
カバーストックにはV-R1ハイブリッドリアクティブを採用。
ハイブリッドタイプらしく、レーン手前では適度な走りを確保しながら、オイルが薄くなってくる中盤から後半ではしっかりとレーンをキャッチしてくれるのが特徴です。
表面仕上げは4000 Abralon。
極端に手前で噛みすぎるタイプではなく、適度に先まで走らせながら、バックエンドまで安定してボールを運びやすい仕様です。
実際のボールの動きは?
ハイプド・アップ!の軌道イメージは、
「適度な走り → 安定した中盤の転がり → 強く持続するバックエンド」
というタイプ。
特に魅力なのが、バックエンドで急激に方向転換するというより、しっかり曲がりながら前に進み続ける動きです。
そのため、ポケットへのライン取りが非常にイメージしやすいボールと言えるでしょう。
海外のテスト情報でも、ミッドレーンからの読みが早く、ピンに向かって持続する安定した動きが評価されています。
どんなレーンに向いている?
メーカーが推奨しているのはミディアムコンディション。
特に、
- ハウスコンディション
- 普段のリーグ戦
- ミディアムオイル
- オイルが少しずつ削れてきたコンディション
- 大会で中間的なボールが必要な場面
などで活躍しやすいでしょう。
ハイエンドボールほど手前から強く噛まず、それでいてハッスルシリーズよりもしっかりとした転がりと曲がりを出せるため、バッグの中間を埋めるボールとして非常に使いやすそうです。
ハッスルシリーズとの違い
ハイプド・アップ!は、ROTO GRIPのラインナップの中では、ハッスルシリーズからステップアップする位置づけのボールとして考えやすいモデルです。
ハッスルでは、
「もう少し早くレーンを読ませたい」
「もう少し曲がりが欲しい」
「もう少しピンアクションに力強さが欲しい」
という場面で、ハイプド・アップ!が候補になります。
メーカーも、HP-1シリーズでは物足りず、HP-3シリーズでは強すぎるボウラーに向けたボールとして紹介しています。
こんなボウラーにおすすめ
① ミディアム用の万能ボールが欲しい人
ハイプド・アップ!は、極端に強いボールでも、極端に弱いボールでもありません。
そのため、普段のリーグ戦などで使いやすい基準となるボールとして活躍してくれそうです。
② ハッスルからステップアップしたい人
「ハッスルだと少し弱い」と感じるボウラーには特に注目してほしいモデル。
手前の転がりとフレアが強化されているため、ハッスルシリーズから一段階強いボールを探している場合に適しています。
③ ハイエンドボールでは強すぎる人
逆に、ハイエンドボールを投げると手前で噛みすぎてしまうボウラーにもおすすめ。
ハイエンドとハッスルの中間を埋めるような性能を持っているのが、ハイプド・アップ!の大きな魅力です。
④ コントロールしやすい曲がりが欲しい人
急激に動くボールよりも、レーン中盤から安定して曲がり続けるボールが好きなボウラーにも向いています。
ハイプド・アップ!のメリット
・ミディアムコンディションに強い
・手前の転がりが安定している
・適度な走りを確保できる
・バックエンドまで動きが続きやすい
・フレアポテンシャルがMedium-High
・ハッスルシリーズからのステップアップに使いやすい
・ハイエンドボールより扱いやすい
特に「強すぎないけど、弱くもない」というバランスの良さが魅力です。
ハイプド・アップ!のデメリット
一方で、非常にオイルが多いコンディションでは、ハイエンドクラスのボールと比較すると物足りなさを感じる可能性があります。
また、極端にドライなレーンでは、V-R1ハイブリッドリアクティブと4000 Abralonの組み合わせによって、想定より早くレーンを読みすぎるケースも考えられます。
そのため、
「何でも投げられる万能ボール」ではなく、「ミディアムを中心に幅広く使える万能ボール」
と考えると分かりやすいでしょう。
ハイプド・アップ!はどんなバッグに入れたい?
個人的には、ハイプド・アップ!は**「バッグの中間を担当するボール」**として非常に面白い存在だと思います。
例えば、
強いボール
↓
ハイプド・アップ!
↓
スペアボール・ウレタン系
という構成にすると、リーグ戦や一般的なハウスコンディションではかなり使いやすいラインナップになります。
レーンがフレッシュな状態では強いボールを使用し、少しオイルが削れてきたらハイプド・アップ!へチェンジ。
そんな使い方も考えられます。
まとめ
ROTO GRIPの**「ハイプド・アップ!」**は、ハイプドシリーズの良さを現代的に進化させたミディアム用ボールです。
新開発のハイプドアップ・コアによって、従来よりも転がりを強化。
さらにΔRGを高めることでフレアポテンシャルも向上しています。
そこにV-R1ハイブリッドリアクティブと4000 Abralonを組み合わせることで、
「走る」だけではなく、「しっかり転がって、最後まで曲がる」
というバランスの良い軌道を実現しています。
ハッスルシリーズでは少し物足りない。
でもハイエンドボールでは強すぎる。
そんなボウラーにとって、ハイプド・アップ!は非常に魅力的な選択肢になりそうです。
ミディアムコンディションの新しい定番ボールを探しているなら、ぜひ候補に入れておきたい一球です。



コメント