はじめに
Stormの人気シリーズ「ヴァーチャルグラビティ」から、2026年8月に登場した最新モデルが「ヴァーチャルグラビティ・ブレイズ」です。
かつて高い評価を受けたヴァーチャルシリーズに、A.I.コアへ進化した「シェイプロックHD A.I.コア」と、強いオイル対応力を持つ「NRGソリッドリアクティブ」を組み合わせた、非常にパワフルなボールに仕上がっています。メーカーも「安定性・強さ・破壊力」を大きな特徴としており、ミディアム~ミディアムヘビーのコンディションを主戦場としています。
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズのスペック
| 項目 | スペック |
| ボール名 | ヴァーチャルグラビティ・ブレイズ |
| メーカー | STORM |
| カバーストック | NRG Solid Reactive |
| コア | Shape-Lock HD A.I. |
| RG | 2.470 |
| ディファレンシャル | 0.054 |
| マスバイアス差 | 0.021 |
| フレア | High |
| 表面仕上げ | 2000-grit Abralon |
| 適正レーン | Medium~Medium Heavy |
| カラー | ガンメタル / ファイア / クリムゾン |
| 重量 | 12~16ポンド |
15ポンドの場合、RG 2.470、ディファレンシャル0.054、マスバイアス差0.021という非常に強いスペック。さらにフレアポテンシャルはHighに設定されています。
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズの特徴
最大の特徴は「強いのに安定している」
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズを一言で表現するなら、
「オイルをしっかり捉えながら、最後まで力強く曲がり続けるハイパフォーマンスボール」
です。
NRGソリッドリアクティブは、レーン手前から中盤のオイルに対して強い反応を示すカバー。
そこにシェイプロックHD A.I.コアを組み合わせることで、手前でしっかりとボールを転がしながら、中盤以降も安定した軌道を維持します。
メーカーの説明でも、手前からオイルを捉え、中盤で力強く転がり、ピンに向かって持続的に曲がり続けるボールとされています。
「走ってキレる」タイプではなく「転がって曲がり続ける」
最近のボールでは、手前をスムーズに走らせてバックエンドで強く方向転換するタイプも多くあります。
しかし、ヴァーチャルグラビティ・ブレイズは、それとは少し方向性が違います。
イメージとしては、
手前:しっかりオイルを捉える
↓
中盤:強く転がる
↓
バックエンド:大きくではなく、力強く持続的に曲がる
という軌道。
そのため、派手な「キレ」を求めるボウラーよりも、レーン全体を使って安定した曲がりを出したいボウラーに向いているボールだと言えるでしょう。
NRGソリッドが生み出す安心感
このボールで特に注目したいのが「NRG Solid Reactive」。
NRGはStormの強いソリッド系カバーとして知られており、ヴァーチャルグラビティ・ブレイズでは2000-grit Abralon仕上げで搭載されています。
この組み合わせによって、オイルがしっかり入ったレーンでもボールがレーン上で存在感を失いにくくなっています。
特に、
- 外に出したときにしっかり戻ってくる
- 中盤でボールが抜けにくい
- オイルが多い場所でも軌道を作りやすい
- ピンに当たるまで曲がりが続く
といった性能を期待できるタイプです。
シェイプロックHD A.I.コアにも注目
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズには、シェイプロックHD A.I.コアが採用されています。
このコアは、ヴァーチャルシリーズの特徴でもあるシェイプロック系の設計をA.I.コアへと進化させたもの。
メーカーによれば、強い転がりによる安定性と、奥でのパワフルな強さを両立しているのが特徴です。
さらに15ポンドでディファレンシャル0.054、マスバイアス差0.021というスペックなので、しっかりとしたフレアを生み出しやすく、オイルを使って大きなラインを取るボウリングにも対応しやすい設計です。
ヘビーオイルで真価を発揮
このボールの一番の活躍場所は、やはりオイルがしっかり入ったコンディションでしょう。
特に、
「手前のオイルが多く、弱いボールでは先まで走りすぎる」
という状況で威力を発揮します。
強いソリッドカバーによって手前からレーンを読み、A.I.コアによる強い転がりで中盤を安定して進みます。
メーカーも適正レーンをMedium~Medium Heavyとしており、ヘビーオイルでも安定した軌道を実現することを特徴として挙げています。
ピンアクションにも期待できる
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズのもう一つの魅力が、ピンアクションの強さです。
強いカバーでレーンをしっかり捉えながら、A.I.コアによってエネルギーを効率よくピンへ伝える設計。
メーカーのテストでも、安定した軌道に加えて「ピンアクションの破壊力も抜群」と評価されています。
オイルが多いコンディションでは、ボールがレーン上で力を使いすぎてしまうと、ピンに到達したときに弱くなってしまいます。
その点、ヴァーチャルグラビティ・ブレイズは強い転がりと持続的な曲がりを組み合わせることで、ピンまで力を残しやすいタイプと言えます。
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズはどんなラインで投げたいか?
どんなラインで投げたい?
このボールは、ある程度オイルを使ったラインで投げるのがおすすめです。
例えば、
インサイドからオイルをしっかり使うライン
や、
少し幅を取ってボールを外へ出して戻すライン
などが面白いでしょう。
手前から強く反応するため、外側のドライゾーンを無理に多く使うよりも、オイルの中をしっかり使ってボールを走らせ、奥までエネルギーを運ぶことを意識すると、このボールの性能を引き出しやすくなります。
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズはどんなボウラーにおすすめ?
どんなボウラーにおすすめ?
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズは、特に以下のようなボウラーにおすすめです。
- ヘビーオイル用のボールが欲しい
- 強いソリッド系ボールが好き
- 手前からしっかり転がるボールが好き
- ボールを大きく曲げたい
- 安定した軌道を重視したい
- 中盤でボールがしっかり転がってほしい
- 奥で急激に暴れるより持続的な曲がりが好き
- 強いピンアクションを求めている
- 大会用のハイパフォーマンスボールを探している
逆におすすめしにくいコンディション
非常に強いボールなので、レーンがかなり乾いている場合には注意が必要です。
特にライトオイルで使うと、
「手前から動きすぎる」
「先までボールを運べない」
といった状況になる可能性があります。
その場合は、より弱いカバーやパール系ボールへチェンジした方がラインを作りやすいでしょう。
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズは、基本的に**「強いコンディションで使うためのボール」**と考えておくと分かりやすいです。
ヴァーチャルグラビティシリーズの歴史を感じるボール
ヴァーチャルグラビティシリーズは、2008年の初代「Virtual Gravity」から続くStormの人気シリーズです。
初代モデルはR2X Solid ReactiveとShape-Lock HDコアを採用し、15ポンドでRG 2.480、ディファレンシャル0.052、マスバイアス差0.020というスペックでした。
その後、Virtual Gravity Nano、Virtual Gravity N/Sなどへ展開され、2026年にはA.I.コアを採用した最新世代へ。
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズは、歴代シリーズの「強さ」と現代のA.I.コア技術を融合したモデルと見ることができます。
総合評価
個人的な評価をまとめるなら、こんなイメージです。
| 項目 | 評価 |
| スキッド | ★★★☆☆ |
| 転がり | ★★★★★ |
| バックエンド | ★★★★☆ |
| 曲がりの強さ | ★★★★★ |
| 安定感 | ★★★★★ |
| オイル対応 | ★★★★★ |
| ピンアクション | ★★★★★ |
| 扱いやすさ | ★★★★☆ |
| ライトオイル適性 | ★★☆☆☆ |
| ヘビーオイル適性 | ★★★★★ |
※評価はスペックやメーカー資料をもとにしたブログ向けの目安です。
まとめ
強さと安定感を求めるなら注目の1個
ヴァーチャルグラビティ・ブレイズは、ヴァーチャルシリーズの伝統的な強さを受け継ぎながら、A.I.コアによって現代的な性能へと進化したハイパフォーマンスボールです。
NRGソリッドリアクティブ+2000-grit Abralonという強力な組み合わせにより、手前からオイルをしっかり捉え、中盤で強く転がり、ピンに向かって持続的に曲がっていくのが大きな魅力。
特におすすめしたいのは、
「オイルが多いコンディションでも安心して投げられる強いボールが欲しい」
というボウラー。
派手なキレを見せるタイプではなく、レーンをしっかり読み、安定した強い軌道でピンを破壊するタイプです。
ヘビーオイル用のボールを探しているなら、ヴァーチャルグラビティ・ブレイズはぜひ候補に入れておきたい1個でしょう。
一言でまとめるなら
「燃え上がる名前に負けない、強烈な安定感と破壊力を持ったヴァーチャルグラビティ」
――それがヴァーチャルグラビティ・ブレイズです。代のヴァーチャルグラビティです。



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